模擬試験の活用法
受験する以上、模擬試験は絶対に必要です。
首都圏の場合、四谷大塚、日能研、首都圏模試が三大模試と言われていますね。
とはいえ、模擬試験はあくまでも「模擬」試験。
点数や偏差値を絶対視する必要はありません。
また、あまり早くから受ける必要はないです。
受けるとしても、5年生ぐらいから。6年生だけでも大丈夫です。
それ以前に受けても、試験に慣れるという以上の意味はないですね。
というのも、塾系の模試の場合、基本的にその塾生のために問題作成されているからです。
Z会とはカリキュラムが違うから、戸惑うことも多いでしょう。
首都圏模試のように、小学校のカリキュラムにそった試験ならば、カリキュラムの差は問題になりません。
ですが、塾系の模試とは、受ける人の数や塾生との層の違いがありますね。
6年になってから模試を受ける人数が増えます。それ以前は、数字的は参考程度にしかならないでしょう。
6年生になったら、模擬試験は定期的に受けるべきです。
模試によって、問題傾向が違ったり、受験者層の違いがありますので、複数の種類の試験を受ける方が良いと言われています。
とはいえ、あまり、ばらばらに受けても、流れが見えません。
二つ選んで、必ず複数回受ける方がいいでしょう。
一回では、子どもの成績の流れがつかみにくいです。でも、二回受けると流れが見えてきます。
一度の試験で合格ラインを超えるよりも、流れの方が大切です。
今は合格ラインに届かなくても、上がる傾向にあれば、本番は合格ラインを上回るかもしれません。
逆に、たとえ合格ラインを越えていても、下がる傾向にあれば、本番は合格ラインを下回っているかもしれません。
複数回受験して流れをつかむことが大切です。
言うまでもないことですが、偏差値というのは、その模擬試験のみで有効です。
A模試で偏差値○○だったから、B模試の偏差値表の○○の学校をみる…というのは、まったく意味がありません。
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